愛され続けるモンキー
当店のInstagramをご覧になったことがある方はこのモンキーを見たことがあるのではないでしょうか?
また、「元々知っているよ!」という方もかなりいらっしゃると思います。
このつぶらな瞳のお猿さんは、カイ・ボイスンの木製玩具の「モンキー」です。
こちらは、北欧雑貨の代表とも言えるインテリアです。
フック状の手をあちこちに引っ掛けて吊るすだけで空間に癒しが生まれます。
また、モンキーの手足首は回転することが出来るので、好きなポーズにすることもできます。
自分用としてもギフトとしても人気なこのモンキーについて今回は紹介したいと思います。
モンキーとは
1951年に販売以降、人気を誇っているカイボイスンのモンキー。
元々は、子供用のフックでした。背が低くて大人用のハンガーに手が届かない子供でも洋服がかけられるようにと作られたものだそうです。
現在では、この引っ掛ける機能がモンキーの飾り方のアレンジの幅を大きくしています。
棚にそのまま掛けても良いし、モンキー同士手を繋ぐのもとても可愛らしいです。
頭・手・腕・足を回転させることができるため、自在に変形させることが可能になっています。
デザイナー カイ・ボイスン
カイ・ボイスン(1886-1958)は、デンマークのGeorg Jensen (ジョージ・ジェンセン)で修行を積んだ後、1910年に銀細工師としての道を歩み始めました。
1938年にデザインされたステンレスのカトラリーシリーズはデンマーク王室などでも利用され、多くの人に愛されています。
また、このカトラリーのシリーズは、
現在日本の新潟県燕三条に制作依頼されています。
1930年代から”木の魅力”に目覚めたカイ・ボイスンは、木製オブジェの制作を開始しました。
「動物のデザイン上の線(line)は笑み(smile)にならなければならない」
「木製の動物は本物の動物の真似であってはならない」
などの信条のもと、今やデザインアイコンとなったモンキー(1951年発表)をはじめ、さまざまな動物たちを制作しました。
リプロと正規品
みなさん「リプロ」という言葉を聞いたことがありますか?
インテリア好きな方はご存じかもしれませんが、ご存じではない方向けに軽く説明を致します。
分かりやすく言うと意匠権が切れた商品をオリジナルを参考に復刻・再生産することを意味します。
そのお陰で正規品に比べると、比較的安価な値段で購入することが可能ですが、
よく見て比較すると、違いなどが見えてきます。
今回紹介しているカイボイスン モンキーも、リプロ品が存在する商品になります。
リプロ品か正規品かの違いは、細かい仕様などにあります。
正規品のモンキーの右足の裏面をみると、左の写真のように、
「Kay Bojesen Denmark」のロゴが印字されています。
このロゴは、リプロ品には存在しません。
こだわりの方には、ロゴ入りの正規品をお勧めしております。
当店でのお取扱いは正規品のみになります。
モンキーミニの製品仕様
◇サイズ◇
本体/W:10×D4×H9.5cm
※モンキーは両腕と両脚を下げた状態でのサイズ表記です。個体差がありますのでご了承ください。
◇素材◇
主材:チーク材・リンバ材
◇カラー◇
ナチュラル
※天然木を使用しているため木目の見え方や色合いに個体差があり、各パーツの木目や色目も異なります。ご購入前に特定の木目や色合いをお選び頂く事はできません。また、木目、色合いなどの見た目が理由での交換は承れません。
※モンキーの種類やお色ごとに製品仕様は異なっております。
他のインテリアとの組み合わせ方一例
【使用アイテム】
・【新品】モンキーミニ、S
(カイ ボイスン デンマーク)
・【新品】AWASE サイドテーブル
(HIDA 飛騨産業)
・ドライフラワー各種
こちらは、北欧風・ナチュラル風に合わせてみました。
白い壁と木材のナチュラルカラーとモンキーたちの色味がよく合います。
【使用アイテム】
・【新品】モンキーミニ、S
(カイ ボイスン デンマーク)
・【USED】古い椅子
・【USED】古いカゴ
・ドライフラワー各種
こちらは、当店でも人気な古道具と合わせてみました。
「北欧雑貨だから和風な雰囲気には似合わなそう……」
そんなイメージを持ちやすいかもしれませんが、とても親和性が高くなっています。
まとめ
ここまでご覧くださり、ありがとうございます。
雑誌やSNSでも人気なカイ・ボイスンのモンキーシリーズ。
サイズや色味に種類があるため、集めたくなってしまうのもこのモンキーの魅力の一つだと思います。
そうやって集めた数匹のモンキーたちに手を繋いでもらうととっても可愛いです。
サイズが違う子たちを並べるのもまた可愛いです。
同じ色のモンキーでも色味が違ったりすることも、木で作られた玩具特有の味です。
そして、木材を使用しているため、経年で色味が変化するのもこちらの楽しみ方の一つになります。
「北欧の雑貨だから自宅の雰囲気とは合わせにくい」
そんな風に思われるかもしれませんが、
今回紹介したように古家具などとも合わせることが可能になっています。
自分へのプレゼントや大切な人への贈り物として、
とても十分な魅力を持っているモンキーのご紹介でした。
Kay Bojesen Denmark (カイ・ボイスン デンマーク)とは、
Kay Bojesen Denmark (カイ・ボイスン デンマーク)は、
世界中で愛される木製モンキーの生みの親、
カイ・ボイスンはデンマークで最も有名なデザイナーの一人。
彼の死後30年余りはその家族が経営していましたが、
1991年に現ローゼンダール・デザイングループが木製商品の商業権を引き継ぎ、
「ローゼンダール社 コペンハーゲン」として復刻生産を開始、
2010年には「カイ・ボイスン デンマーク」というブランド名に統一しました。
カイ・ボイスンの意志を引き継ぎながら、
商品化されていなかったものや隠れた名デザインを積極的に復刻しています。